花浅葱の思いつくまま 気の向くまま…
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甥っ子とドラえもん
かねてより約束をしていたので
今日は甥っ子二人とドラえもんを見に映画館へ。
春休みということもあり、さすがに子供連れが多い。

今春、3年生と1年生になる甥っ子。
長男は少し見ない間に、急に大人っぽくなっていた。
一緒に遊びに行けるのも、もう少しの間かな ( ´△`)
とにかく二人とも元気で、それが何より。

10:00からの上映を見る。
こんなことでもないと、大人になってから
わざわざドラえもん o((=゜ェ゜=))oを
見に来る機会はないと思う。(私の場合はね)

見て思ったのは作り手側の思い。
子供に伝えたい夢やメッセージをのせた
映画に対する熱意、希望が感じられる。

でも、これって大人同士だから感じること?
子供から見たらどうなんだろう。

19:00に兄夫婦が迎えにくるということなので
その時にみんなで一緒に食べようと
今日はチョコレートシフォンを作ってみた。
さぁ、お茶タイム!

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仕事だと飾りつけもそれなりにきちんとするんだけど
そうじゃないと大雑把なのが丸出し…
なんか、気合の入り方が違うんだよねヾ(´▽`;)ゝ

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ベーグル大好き(1)
突然ですが、ベーグルが大好きです。
サンフランシスコに行って以来
そのトリコになったといっても過言ではありません。

旅費にすべてを使い果たし、
毎日スタバのコーヒーとベーグルで過ごしました。
味の種類も豊富で、常時15種類以上
あったような気がします。
その中でもお気に入りは、オニオンと
シナモンレーズン。
まぁ、至って普通ですが、特にそのオニオンは
驚きの美味しさでした。

日本に帰ってから買えるところを探しました。
今でこそお店は増えましたが
その当時は買える店のほとんどが東京だったので
なかなか手に入れることが難しかった…

ネットで買えば簡単ですが、かなりの割高なので
頻繁に買うことはできません。

お店で偶然出会うと買い、
「あ〜 サンフランシスコのベーグルは美味しかった」
というところに結局いつも落ち着くのでした。

なんで作ろうと思わなかったのかな…

去年、突然「作ってみよう!」と思い立ち
何度も失敗を重ねた挙句に
やっと満足できるベーグルを
焼く事ができるようになりました。
今では結構安定したできばえです。

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たまに失敗するけどね。
写真はシナモンレーズン。

ここのところ毎日のように何か作ってるなぁ。
料理をするのはあんまり好きじゃないけど
純粋に食べたいから作る。
ただ、それだけ。

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いちご大福・讃岐うどんを求めて
昨日母から「いちご大福が食べたい」とのリクエストを受け
車で40分ぐらいかかる和菓子屋さんまでお出かけ。
以前、親戚から手みやげにもらったそのいちご大福が
とても美味しくて、数年前、仕事ついでに寄った時は
あいにく定休日で買うことができず、
食べたいなぁと思っている間に時間だけが
過ぎていた。

確か、休みは火曜か水曜だったはず…
今日は木曜なのできっと大丈夫。
お天気もいいし、ドライブ気分で出かけましょう。

駐車場に車を入れて振り返ると
お店はシャッターが閉まり、店頭に置かれた
三角コーンには渡し棒がかかっている。
「え〜〜〜〜〜? 休みなの〜〜〜?」
でも、ただの休みならここまでしないよね。

母は「聞いてくる!」と言って
一部分開いている車庫のところから
つかつかと中に入っていった。

戻ってきた母は
「お店辞めたんだって…」とガッカリした様子。
私もガッカリ… だって本当に美味しかったんだもん。
もう食べられないんだね。
こういういいお店がなくなるのは本当に寂しい。

しかたがないので、次の目的地
讃岐うどんの店に向かう。
遍路中に食べた讃岐うどんが美味しくて
帰ってから某讃岐うどんチェーン店で食べたけど
「違う!」
四国に行く前は、ここのうどんを
結構美味しいと思って食べていたのに。

そんな時、テレビで「UDON」が放送されたのを
見てしまった。
そうしたら、どうしても讃岐うどんが食べたくなった。

そこで調べました。
讃岐の味と料金に近そうなお店。
この和菓子屋さんからは1時間ぐらいかな?
決して近くはないけれど、いちご大福が
食べられなかったし、今度こそはと
車を走らせる。

「おかしいな、この辺りのはずなのに…」
住所を頼りにぐるぐるとその辺りを回るが
それらしき物は見当たらない。
町工場のおっちゃんに聞いたらなんと!
「そこはもう辞めたわ」

続く時は続くんだ…。

再度がっかり、でもお腹はすいているので
この辺りで美味しいお昼が食べられるところが
ないか教えてもらい、近くにある
こんぴら」という、うどん屋さんに入った。

外からはわからなかったけど、結構はやっている。
今日のランチはチキンカツ定食。
チキンカツにうどん、ご飯がついて600円台。
ボリュームもあってかなりお値打ち。
私はお肉が食べられないのでうどん定食を頼む。
うどんにご飯、カボチャの煮物が小鉢でついて650円。
麺は少し細めだが、美味しくて満足。
かけうどんは480円。

でも、もう少し讃岐の味と値段に近い店を
ゆっくり探してみる事にしよう。

お腹はいっぱい。
でもいちご大福が食べられなかったので、
母が「ういろ」を買って帰ろう、という。
この場合の店は決まっていて、つい先日
私が買いに行ったばかりなので、辞めている事はない。
家に向かう方向にあるのでちょうどいいなと思い
よってみると、今度はなんと定休日。
はぁ〜 よくよくついてない日だこと…

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即席パンプティング
なんか遍路の頃のくせが抜けなくて
今日は何日目、と書いてしまいそうになりますね。

いい加減「お四国病」から脱出し、
現実社会へと戻って来なくてはいけないのに
これがなかなか難しい…

通しでなく「区切り」で遍路をされている方は
そういった意味ですごいのかもしれません。

月曜日にマンホールマニアのnalnalさん家へ
シフォンケーキ持参でお邪魔しました。
彼女の愛くるしい娘2人へのウケはイマイチ…
確かに、びっくりするほど美味しい訳じゃないよね。
イチゴものってないしさ。
次は新しいレシピを試してみることにしましょう。

火曜日は突然パンプティングが食べたくなり
お昼につくってみました。

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テキトーに作ったから、卵液が少し足りなかったかな?
たっぷりのシナモンとメイプルシロップをかけて
写真を撮ることも忘れパクリッとひとくち。

あ〜 すっかり普通の生活。

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帰宅してからの日々
2週間以上、ブログをサボりました…

遍路中は「毎日ブログを更新する」
一応の目標があったので、
とりあえず頑張ってみたのだが、
帰宅した後3日間ぐらいは朝早く起きるものの
確定申告に手がつけられず、
そんな時タイミングよくお遍路の友人が遊びにきてくれ、
体にガタがきていても遊びだと動けるので
さっさとおでかけし、
また確定申告に取りかかれないでいたところに
横浜で遍路仲間の集まりがあるとの知らせを受けた。
やっとその気になって確定申告を片付け
書類を提出したその足で、横浜へ出発。
結局、横浜・東京に3日間滞在し、
最終の新幹線で帰って来るという
超バタバタ、いやいや、何とも充実した日常へ
否応無しに引き戻される。
それからは、友人に渡すためのケーキを焼いたり
写真のバックアップをとったり、
遍路中、家に送った荷物の整理などして
今日に至るわけだ。

久しぶりの東京は、すっかり記憶のそれとは
異なったものになっていた。
もう、何年来ていなかったのだろう。

いつも会いたいと思っていた
高校からの友人に会うことができ、
以前、一緒に仕事をしていた人にも
数年ぶりの嬉しい再会ができた。

3日目には名古屋に遊びにきてくれた
お遍路の友人が「お接待」で東京を
案内して下さり、面白い場所を見ることができた。
新宿「ゴールデン街」の一角。

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おばちゃんの原宿「巣鴨」の散策、
そこで市電に乗ったことも、
とても楽しい思い出となった。

話していて気づいたのだが、今までに浅草や
築地、月島、人形町、合羽橋、お茶の水などなど、
いろいろな場所を歩いて回っていた。
あの頃の私は何を見ていたんだろう。

表参道のおしゃれな街並みから路地裏へ入り
思いがけない「宝物」を探していたのだろうか。
あの頃と同じ「め」で見ることができないのと同様に
街や人が二度と同じシチュエーションで
私の前に現れることはない。

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難所への道はうれしたのし
今日は45日目
とうとう最後のお寺、12番焼山寺へ臨む日。
登り口は11番藤井寺の中にあるので、
まずは宿から歩いて2K程度の藤井寺へと向かう。

向かうのは以前に藤井寺から鴨島駅へと歩いた道。
逆方向へ進むわけだが、通ったときの記憶がよみがえる。
あの時は駅までが遠く感じたのに、
今日はあっけなく着いてしまった。

登り口には女体山への入り口で見て以来の案内書き。
「健脚5時間 普通6時間 ○○7時間」
○○はゆっくりという意味の言葉が書いてあったが、
よく見なかった。

「難所」と言われるぐらいだから、なんとなく大変な
イメージを持っていたのだが、ちょっと唖然としてしまった。
でも、考えてみれば藤井寺から焼山寺までは12.9Kの
山道なのだから、それくらいかかって当然だ。

とにかく何時間かかろうと登るしかない。
最後のお寺への一歩を踏み出す。

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山のすがすがしい空気。
いきなりの坂道だが、リュックを下から誰かが
支えてくれているのでは?と思うぐらい
背中が軽い。

登り始めて30分もしないうちに、私より先に山へ入った人が
立ち止まったり、休憩している姿が見える。
まだ、真新しい白衣。
私も順序どおりにこの道をたどっていれば
同じようになっていたことだろう。
それどころか、ここで挫折し帰ってしまったかもしれない。
そんな思いが頭をよぎる。

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一言で「登る」といっても、登ったと思えば下り
また登るの繰り返し。
そうして徐々に山の奥へと分け入っていく。
息が切れていても、辛くも苦しくもなく
楽しくて、うれしくて、ありがたい思いでいっぱいだ。
いまこうして、この山道を歩いていられること。
何事もなく、ここまでたどり着けたこと。
そして、この道を楽しませてくれるに至った
山々や峠に思いをはせる。

柳水庵のところまで来ると、以前そこには五右衛門風呂があり
宿泊もできるようになっていたと、そこで休憩していた方から
教えていただいた。

自動車道を横切り、急な上りをしばらくあがっていくと
石柱が現れ、巨大な杉の木が視界を占めた。
「うわっ、すごい…」と思わずつぶやく。
一本杉と呼ばれるその木は、いにしえの道しるべにも
なっていたであろう。

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その「一本杉峠」を越えて下り、また上りへと続く。
山々の重なりが美しく見える。
しばらくはこういう景色ともお別れになると思うと名残惜しく、
その場にたたずむ。

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とうとう焼山寺に着いた。
かかった時間は4時間45分。
「ゆっくり足」だと思っていた自分が、いつの間にか
健脚へと変わっていた。

重い荷物が肩に食い込み、雨や雪に悩まされ
強い風に押し戻されたあの日々が、
私をここまで鍛えてくれたのだ。

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お参りを済ませるが、涙はない。
満願の地、大窪寺で流した涙は感無量だった。
今日はなんとなくご褒美をもらった気分。
すがすがしく、うれしい道のりを私に下さって
本当にありがとうございます、と
思わず何度もつぶやく。

13番大日寺への道を下っていく。
このまま2周目を歩いてしまいそうな感じだ。

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大日寺へは複数のコースがあるが
その中で、寄井方面へと歩いていく。

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焼山寺にどれくらい時間がかかるかわからなかったが
あわよくばそのまま徳島へ出て、
家路につこうと考えていた。

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バスの時間があるので、ゆっくりと下り
寄井に着いたのは15時ごろ。
十分、名古屋まで帰れる時間だ。
15時36分、城西高校神山分校の前から
徳島行きのバスに乗る。

「お客さん、このバス石井経由だけどいい?」
「徳島駅に行きたいんですけど。」
「あぁ、ならいい。大日寺に行くならこれだとね。」

気を利かせてくれた運転手さんの言葉に
私は旅の終わりを実感する。

徳島駅に16時50分頃着、
高速バス17時20分発大阪行きの切符を買う。
慌ててみやげ物を見繕い、バスに乗り込んだが
お腹がぐぅ〜と鳴っている。
いつもならすでに宿入りし、お風呂に入って
食事を待つばかりの時間だ。
お弁当を買う時間がなかったので、手持ちの
予備用食料を食べ、また一段と旅の匂いが薄らいでいく。

19時40分、JR難波で降り、近鉄難波駅へ向かう。
そして20時発の電車でとうとう名古屋へ。

22時08分、名古屋到着。
今朝、焼山寺への登り口にいたのがまるで嘘のようだ。
名鉄の乗り場へ向かうと、事故のため運休していたが
21時30分ごろ運転を再開したとのアナウンス。
すでに30分以上たっているので大丈夫かと思い駅へ降りてみると、
ホームは電車を待つ大勢の人でごった返していた。
最後まで予定通りにはいかないものだ。

乗った電車は途中で停車し、なかなか進もうとしない。
最寄の駅に着いたのは23時少し前。
なにはともあれ、無事に家までたどり着くことができた。

45日間にわたり、メールやコメントで
私を励まし支えてくれた皆様、
またこのブログをご覧頂いた皆様、
本当にありがとうございました。
皆様のお陰でくじけそうな日々を乗り越え、
見てくださっているということを糧にして、
毎日ブログを更新することができました。
私からの感謝の気持ちが皆様に届くことを祈っています。

そして、ご縁を頂き私を助けて下さった方々、
お接待を下さった皆様、
この旅で出会い、一緒に歩き、アドバイスを頂き、思い出を共有し
気にかけて頂いたお遍路の方々、
私はあなた方の存在なくして、四国遍路を
成し遂げられなかったかもしれません。
なんとお礼を申し上げればいいのか、
本当に、本当にありがとうございます。
私にもっとすばらしい感謝の言葉を見つけられればいいのですが。

これにて四国遍路1回目は終了。
思い起こせばこの45日間本当に幸せでした。
2回目があるのかないのか、それはわかりませんが、
また皆様にお会いできる日を念じて、
合掌。

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ひと足お先に
今日は44日目
とうとう別格20番大滝寺へ向かう日が来た。
今までのことを思い返すと、別格へのお参りは
本当に大変だった。
しかし、そんなとき助けの手が差し伸べられたり
大変だった分、思い出深いともいえる。
また、88ヶ寺にない雰囲気のお寺に
めぐり合うこともできた。

交流サロンで歩きの遍路道を使わないよう
言われていたので自動車道から登っていくのだが、
今、大滝寺へのお参りは大変だ、という情報も
別のところから入ってきていた。
とにかく、油断せず慎重に進むべきだろう。

宿の朝食時間には出発しないといけないので
少し無理を言って、朝ごはん用のお弁当を
作ってもらっていた。
とても丁寧に作って下さって、朝からうれしくなった。

のぼりは3時間程度と聞いていたが、下りにどれくらい
時間がかかるかわからない。
山を越えて徳島側に降り、JR徳島線の電車に乗って
鴨島まで行く予定だ。

朝の空気がすがすがしい。
山の中ならなおさらのこと。

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さすがに雲辺寺と同じ高さにあるお寺。
雪があるのは覚悟していた。
別格なので歩いて訪れる人も少ないようだ。
人間の足跡は私のものだけ。

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上がるにつれて雪深くなってきた。
雲辺寺よりも少し多いかな。
途中にお寺の道案内はほとんどない。

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雪があって大変なはずなのに、
今ここで歩いていられることを幸せに思う。
気がつかなかったが、香川に入ってからは
「何で歩いているんだろう」なんて
一度も思わなかった。

とうとう、大滝寺へ到着。

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別格20番であるとともに、88番大窪寺の奥の院でもある。
お参りを済ませ最後の数珠玉を授かろうとインターフォンを押す。
住職が窓を開けるなり「今日はどこから来た?」と
みかんをお接待してくださった。
私よりも前に、この雪の中、車でお参りされた方がみえ
そのときにしっかり見られていたようだ。

名古屋から来たことを話すと、岩倉にお友達が
見えるとのことで、そちらに行く機会がままあるという。
こんなに離れた場所で、岩倉の話をするとは思わなかった。

最後の数珠玉を授かり、下りの道を尋ねる。
やはり何かあるといけないから、安全な自動車道から
下りるようにとのこと。
教えられたとおりの道で山を下っていく。

最初のうちは民家もなく、山の中を走る道を
ただただ下りていく。
あまりにもこの状態が長いので、民家が見えほっとする。

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里が過ぎてまた山道となる。
歩いていて思うのは、木々や自然界の持つ、
私達に元気を与えてくれる力。
森林浴とかマイナスイオンなどと言うけれど、
実感するのはなかなか難しい。
これだけ毎日いろいろな道を歩いていると
その差は歴然、疲れの度合いがまったく違う。

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これは最後の最後まで終わらないかもね。

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やっとのことで脇町まで下りてきた。
と言っても、時間はそんなに遅くない。
何しろ今日は15分ほど道端に腰を下ろしただけで、
宿を出てからずっと歩いているか立っていたのだから。

ここから穴吹駅まで、まだ距離があるようだ。
脇町の案内板を見ていたら親切なかたが声を掛けて下さり、
穴吹駅までの最短コースを教えてくれた。

JR徳島線は川のむこう。
川幅の広い吉野川を渡っていく。

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駅に着くと電車がいる気配。
このあたりも電車の本数が少ないので、慌てて切符を買い
ホームへと走る。
そこには徳島行きの電車が、発車するまでの数分を待っていた。
なんともラッキー。

別格はひと足お先に満願。
最後の最後に、最大の難所と言われる焼山寺に登るのは、
これもまた私に与えられた定めなのだろう。

まぁ、自分がビビッて登らなかっただけなんだけどね。
これを打ち終われば、この度の四国遍路はようやく結願となる。

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とうとう88番に
今日は43日目
この先の行程については、ずいぶん前から悩んでいた。
別格20番の大滝寺が、徒歩では行きづらい場所にあるからだ。
もう一度徳島に戻らないといけないので、
87、88番へ行ってから、20番へ行くほうがいいだろう。

昨日すれ違った先達のYさんには、おへんろ交流サロンで
相談するようにアドバイスを受けていた。
そこで最終的な行程を決めよう。

志度寺から87番長尾寺まではのどかな風景の中を
淡々と歩く道。

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毎日のように出会ってきたマンホール。
旅が終わるとマンホールウォッチもしばらくおあずけか。

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ちょうど長尾寺に着いたとき、ツアーのお遍路さんが
ぞろぞろと出てきた。
3月に入り、お遍路シーズンになってきたのだ。
そういえばここ数日間、見かける人数が
極端に増えている。

ここで105ヶ寺目。
それぞれの寺でお堂や彫刻などの装飾を見てきた。
いにしえの匠の技を目の当たりにできた幸せ。

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次は88番大窪寺。
向かう途中におへんろ交流サロンがある。
大窪寺は標高445m、山の中腹に位置する。
歩き遍路道「女体山越え」か、自動車道かを
選択しなくてはならない。
女体山越えは標高774mの場所を越えていく、
厳しくもすばらしいコースらしいが、
逆打ちで歩いてきた人が
「女体山はやめて自動車道を行ってね。」と
わざわざ忠告してくれた。
「どうしてですか?」と尋ねると
「雪が凍って岩場が滑り危ない」とのこと。

徐々に山へ近づいていく。
なんでもない場所、のどかな風景。
いつもそんな景色に囲まれ、太陽の光を浴びる
その風景をいとおしく思った。

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交流サロンに到着。
別格20番大滝寺に行きたいことを告げると、なんだか困った様子。
以前あった旅館が廃業したので、行きにくい状態に
なっているらしい。
明日大滝寺に行くのであれば、今日の宿はできるだけ
その近くのほうがいいが、大窪寺へ歩いていくと
今日はそこまで行けないので、交流サロンの前から出ている
バスに乗って大窪寺まで行き、お参りを済ませまたバスに乗り
そこから宿まで歩いたらどうか、と提案を頂いた。

今日大窪寺付近に泊って、明日大滝寺に登り
なおかつ、下りてくることは難しいので、
その案に従いここから大窪寺までバスに乗ることにした。
1日に4便しかないバスだが、タイミングよく
あと15分程度でやってくる。

あっけなく大窪寺に着いた。
普通はここで満願し、やれやれというところだろうが
歩いてこなかった私は少し拍子抜けのところもあり
また、まだ後があるのでなんとなく複雑な気分。

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しかし、本堂でお経を唱えようとしたとたん、
熱いものがこみ上げ、目には涙があふれてくる。
一つ一つの出来事を思い出すのではなく、
感情が呼び覚まされるのだ。
そういう意味で、やはり大窪寺は特別な場所なのだろう。

ここからまたバスに乗り、終点中山から歩いて宿へと向かう。
バスを下りてから2時間ちょっとで宿へ到着。
明日の大滝寺は雲辺寺と同じく標高910mの場所にある。
今日得た情報では、かなり雪があるとのこと。
残り少ないが、気を引き締めて臨みたいと思う。

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二つの山
今日は42日目
昨日飛ばしすぎたせいか、調子が良くない。
一晩たっても足が元の大きさに戻っていないし足が重い。
今日は小さいながらも山を二つ越えなければならないので
とりあえず、山の麓まで電車を使うことにする。

宿を出て、瓦町の駅に向かう。
昨日も登場したが、ここでカラー版を発見、そしてもう一つ。

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琴平電鉄志度線を使い、潟元で降りる。
ここに84番屋島寺がある山へと向かう遍路道がある。
ちなみに屋島という駅からは100円で乗れる
山頂へのシャトルバスが出ているはず。

町を抜けて登り口に入ると、まるで遊歩道のように
整備されている。

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珍しく、行き違う人が多い。
ほとんどが地元の人たちだ。
それにしても、上りが急で結構しんどい。
「もう、半分は済んだよ」といわれた直後、後ろのほうから
登って来る足音がする。
振り返るとお遍路さんではなく、地元の方だ。
追いついてきたところで、休みをかねて道を譲る。

声を掛けていただいたので、話しながらついていく。
その方は連続で5回もこの坂を往復するというから驚き。
はぁ、このきつい坂をね〜

健康維持の為だそうだが、仕事でもないのに
なかなかできることではない。

私に合わせて歩みをゆっくりにしてくれているのだろうが、
おかげさまで上まで続けて登ることができた。
一緒じゃなかったら、きっと何度も立ち止まって
休みをとった事だろう。

88ヶ寺の中で赤いお堂はここだけだとか。
別格には赤いお堂があったけれど。

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85番八栗寺へ向かうには、来た時とは別の方向から
山を下りる。
そちらへ向かう途中で、行き違う女性に挨拶をする。
「何回目?」といわれ「初めてです。」と答えると
「もらったものだけど」といって私に錦札を渡そうとする。
「そんな、貴重なものなのに…」と言うと
その方は15年間毎日ここに登り、100回以上お参りを
されている方々から、錦札を何枚か頂いている。
錦札はお守りになるから、一人で回っている私に
下さるというのだ。

ご好意に感謝し、ありがたく頂戴する。
「きっとあなたを守ってくれる。」という言葉が
心強く、また私を励まし前へと進めてくれる。

展望台のように見晴らしの良いところに出た。
こちらに下りの歩き遍路道があるらしい。

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「旧遍路道」の矢印に導かれるとそこには
はしごのような下り口があった。

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登りよりもさらに急な下りの道。
逆打ちの人はさぞかし大変だろう。
一旦下りきって、すぐ向かいにある山に上る。
これも同じように急な登り道。
角度は一体どれくらいなんだろう。

この辺りにある石仏や石像たちは、なんとなく
ユニークでかわいらしい様子のものが多い。

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八栗寺からはまた山を下る。
こちらの下りは自動車道。
丁寧に「21°」と角度が表示されていた。

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山を下り志度湾に沿って進む、といっても
海は見えないが、86番志度寺を目指して歩く。

志度寺に着く少し手前で、すれ違いの女性に挨拶をする。
今、志度寺にお参りをされてきたとのことで、
お接待を頂く。
何番まで来ても、ありがたく、また申し訳ない気持ち。

お参りを済ませ、志度寺近くのお宿に早めの到着。
とうとう明日は88番大窪寺だ。

夜、東京のYさんからメールが入った。
本日無事に結願をされたとのこと。
おめでとうございます、とメールを返信。
本当に良かった。

私のフィナーレはもう少し先。
それまでにどんな出来事が待っているのだろうか。
最初は泣きそうだったこの旅も、
終わりを迎えることが寂しく切ない。



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歩き続けても
今日は41日目
北海道のYさんは今回の私の巡り方を「きんと雲遍路」と呼ぶ。
困ったときに突如として助けの手(車に乗せてくれる人)が
現れるからだ。
昨日の2人に追いつくには、きんと雲を使うか
鉄の足(電車)やゴムの足(バス)を使うしかない。
「どんなきんと雲を使ってでも、追いついてくださいね」と
冗談半分に言われたのだが、調べた結果
タイミングよくきんと雲が現れない限り、かなり難しい。

とにかく今朝は山からの出発。
最初の15分で今日の調子がわかる。
雨が降っているにもかかわらず、体は好調のようだ。
2日続けて電車を使ったので、今日は歩いてみよう。
できる限り遠くまで、を目標に歩き出す。

雨が上がったとたん、道をぬらした雨が
霧となってあたり一面に立ちあがる。

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82番根香寺は隣の山?へ行く感じ。
山門の前に立つと、くぐる前から奥に長い階段が見える。
すべてのお寺にあるわけではないが、
どの仁王像も個性的でそれぞれに魅力がある。

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ここからは通常83番の一宮寺に向かうが、
私は別格19番香西寺へまわる。
ここに至る歩きの遍路道は通らないように助言を受けていたが、
根香寺で聞くと荒れてはいないとのことで、
この道を使うことにした。

山のすそをぐるっと回るように歩いていく。
もう着くはずだと思うのだが、なかなか着かない。
道を尋ねるたびに、「まだだいぶあるね」などと言われ、
道を間違えたのかと思うが、そうでもないらしい。

やっと着いたときには11時半。
かなり時間がかかってしまった。
次の一宮寺まではここから9.2K。
2時間半ぐらいかかる。
歩き出してすぐに12時のサイレンが響く。

今日のお昼にと思って買っておいたパンを
歩きながら食べる。
これは少しでも前に進むため。
ただ、調子が良くない日には、こんなことはとてもできない。

本日のマンホールたちはこちら。

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香川県は休憩のための「遍路小屋」がとても少ないが
飯田町休憩所と大きく書かれた看板が目に留まる。
覗くとトイレがあるようなので、声を掛けて中に入った。

ここはお接待所じゃないよ、といいながら
お茶と梅干をすすめてくれた。
休憩のために座ったのは今日はこれが最初じゃないかな。
少しお話をして失礼する。

あと3〜4Kというところで歩きの遍路道に入ろうとしていると、
自転車で来たおじさんが、道も聞いていないのに
「その道はだめ。何回来た人でも迷う。」といって
違う道を通るように私に勧める。
べつにこの道で良いんだけどな、と思って聞いていると
「いいから、ちょっとこっちへいらっしゃい。」といって
今歩いてきた方向へどんどん行ってしまう。
歩きの遍路にとって、用事もないのに逆戻りするのは
かなりの苦痛なんだけどね。

おじさんが勧めるのは、川の中にある遊歩道。
こちらなら迷わないと言うが、川の中は背の高い枯れ草でいっぱい。
道には迷わないかもしれないが、見通しが悪いので
何かあったら大変だ。
一通り説明を聞き、お礼を言っておじさんが立ち去るのを待つ。
地図を見ているふりをしていると、
「まだ何かわからないことがあるの?」というので
「大丈夫です、わかりました。」と少し強く言う。

姿が見えなくなるのを待って、もとの道へ。
親切で言ってくれているのだから責められないが、
もともとどちらの道にするか考えて選んでいるのだから
やはりこちらから行きたいのだ。

入ったとたん、雲行きが怪しくなってきた。
ポンチョをかぶった直後、バラバラという音とともに
小さな雹交じりの雨が降ってきた。
風が強く、横なぐりの状態だ。

とにかく、お寺へと急ぐ。
横なぐりの状態は長くは続かず、次第に小雨になってきた。
ずっと歩き続けているので、少し辛くなってきたところへ
きれいな遍路小屋が見える。
一宮寺までもうすぐのはずだが、お寺に屋根つきの
ベンチがある可能性はものすごく低い。
ちょっと休憩していこうか…
ドカッと腰を下ろすと、今朝からの歩行のせいか
なかなか腰を上げられない。
時計を見ると20分ぐらい経過している。
イケナイ、イケナイとやっとのことで重い腰を上げる。

ここから300mで一宮寺へ到着。
お参りを済ませ、また別の遍路道へと入っていく。
町の路地裏にたたずむ石仏。
歩きの遍路道に入らないと、見られないものも多い。

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頑張って歩いてきたが、今日は高松付近で泊ろうか。
途中で買出しをして宿へと向かうが、どこかで道を間違えたらしい。
地図を見ると、宿からかなり離れたところにいるのがわかった。
辺りは暗くなりかかっているし、それなりに疲れている。
タクシーに乗ろうか、と思うが、名古屋のように
「待っていれば通る」というものではない。

こういうときはやたらと買い物袋が重く感じられる。
道を尋ねると、向こうのほうに見える山の麓が栗林公園だという。
ぞっとしつつも、歩くしかない。

ホテルから歩いて15分ぐらいのところで
買い物をしたつもりだったんだけどな。
たどり着いたときには、ぐったりしていた。
今日は歩くと決めた日。
弘法様がしっかりと私を歩かせてくれたのでしょうね、きっと。

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とうとう80番台に
今日は40日目
昨日徒歩を交えた電車ぐるぐる回りをしたお陰で、
なんとか期間内の満願が見えてきた。
最後の最後に難題が待ち構えているが、
そこまでは順調に進むだろう。

昨日78番郷照寺まで打ち終えたので、JR予讃線に乗り
八十場にある79番高照院へ向かう。

高照院は駅からすぐ。
この旅ではいろいろな龍を見てきた。

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ここからは歩き。
80番国分寺へ向かう。
しばらくは綾川に沿って歩く道。

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石垣の中に石臼?
うどん屋さんでした。

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10時半、国分寺に着いた。
ここ数日では珍しく、今日の宿は決まっている。
次の81番白峯寺の近くだ。
早く着きすぎてしまった、というよりは
行程を短くとり過ぎてしまった。

国分寺の本堂までは、立派な松並木が続く。

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お参りを済ませ11時。
門前にお店があったようなので、そこでお昼を食べよう。
入ってみると、地元で活動するNPO法人のお店らしい。
500円の定食を頼み、食べ終わってから最後の
87、88、別格20をどう回るか検討しながら
お店がすいていたので、1時間そこで時間をつぶした。

店を出て標高280mに位置する白峯寺へと向かう。
最初は車も走れる道路だが、まっすぐ進むと
歩きの遍路道になる。
ここはとてもよく整備された道だ。

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小山と言っても、それなりに高い。
お寺に向かう途中で標高380mの一本松というところを
越えるからか、眼下に町の景色が広がってきた。

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一本松の少し手前で、ベンチがあったので休憩していると
そこに東京のYさんと神奈川のKさんがやってきた。
昨日も書いたが、会える人には何回でも会う。
会えない人には二度と会わない。
こちらのお二人には、何度も会うことになっているらしい。

お互いに「ここで会えるとはね〜」といいながら
しばしのお話タイム。
でもさすがに会えるのはこれで最後かもね。
だってもうすぐ終わりなんだもん。
明日の予定を聞き、追いつけるようなら
同じ宿まで行くと言ったが、ちょっと無理っぽい。
今日の行程を短くしたのが痛い。

彼らと私は別方向へ向かうので、ここでお別れ。
私は十九丁というところまで行き、
そこから左に折れて白峯寺へと向かう。
ちなみにここで右へ折れると根香寺へいける。

お寺が近くなってきたのだろう。
あちらこちらに石仏が見られる。

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自然味あふれるが、きちんと手入れがなされている。

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彼らと話ができたので宿に早く着きすぎた、ということはなかった。
といっても、最近は宿入りが遅くなっていたから、
それに比べれば久しぶりに16時少し過ぎの「早い」宿入りだ。

コインランドリーで洗濯をしている間に、お風呂に入る。
まったく知らなかったが、ここのお風呂は温泉だった。

お風呂から戻ると、太陽が海辺を夕凪色に染めていた。

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明日はどこまで行くのだろう。
自分でもわからない。
ここまで来れば行けるところまで行ってみようか。

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ぐるぐるまわる
今日は39日目
昨日もブログ更新の途中で寝てしまった。
このパターンになるのは良くない気がする。
気になって、しっかり寝られない。

日にちも少ないので先に進みたいところだが
ここに来てまた別格が2箇所ある。
どちらも88ヶ寺のコース内になく、離れているので
このあたりを電車で回り、
昨日に引き続き善通寺に泊まる。

一番最初は別格18番海岸寺。
名前の通り、瀬戸内海に面した海岸にある。
善通寺の駅を6時49分の電車にのり、
海岸寺で下りる。
さすがに海が近いと風が強い。

本堂でお参りを済ませて大師堂に向かおうと思うが
大師堂が見当たらない。
小坊主さんの看板には
「不在の場合、納経は200m離れた大師堂で行っております」の表示。
行ってみると、本堂よりも立派なお寺が目の前に。

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ここは海岸寺の奥の院だそうだ。
奥の院がこんなに近くにあるのは珍しい。

電車の本数が少ないので、ある程度それに合わせて
行動しなくてはならない。
駅はまだ、朝の空気でいっぱいだ。

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電車に乗り、次の目的地78番郷照寺のある宇多津で降りる。
駅から1.5Kぐらいのところにお寺がある。
駅前で道を尋ねると、「うたづの町家とおひなさん」という
イベントのバスがそちらに向かうので、乗っていったら?と
言って下さったが、発車までにまだ30分時間があるとのこと。
歩いていったほうが早いので、御礼を言ってお寺へ向かう。

向かう途中、餅飾りのついたお家には雛人形などが
飾り付けられ、外から見られるようになっていた。
イベントマップを見ると、かなり広い範囲で行われているようで
そういった家々を巡りながら散策するのも楽しいと思う。

また同じ駅に戻り、今度は多度津へ。
ここには77番道隆寺がある。
やはり駅から1Kぐらいのところだが、最初間違えて
76番金倉寺のほうへ向かってしまった。
車用の案内標識に気づいて、引き返す。

無事にお参りを済ませ、次の金倉寺へ向かうのだが、
電車を使うととにかく待ち時間が多い。
先ほどの宇多津でも50分ほどの待ち時間があった。
道隆寺から金倉寺までは3.9K。
そのまま歩いていくことにする。

細い道の奥を緑の壁が覆っている。

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ものすごく大きな木だ。
神社の境内ではなく、公園の隅に佇む。
神社にあればしめ縄が巻かれていそうな巨木。
大切にしてほしいと思った。

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ところどころで出会ったので、まとめてマンホール。

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76番金倉寺に着いた。
電車で移動しているせいか、しっかり寝られないせいか
今日の歩きは不調。

金倉寺の仁王像。
一昨日と同じアングルで。

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お参りを済ませ、納め札を買おうとしていると、
背後で誰か歩き遍路が着いた気配。
覗いてみると、神奈川のKさんがそこにいてびっくり!
彼は以前東京のYさんと共に、一緒に歩いたことのある人だが、
ここのところ私たちより1日遅れぐらいで歩いていると聞いていた。

お寺を回る順序や、電車の待ち時間が少しでも違えば
会うことはないのに、こういうのって本当に不思議だ。
でも、これは普段の生活でも当てはまることで
人生の中で出会うことのできる人は、限られている。
四国遍路は人生そのものって言うけれど、本当にそうだと思う。

もうあと少しだね、といった話をしてそれぞれの目的地へ向かう。

次は、ず〜っと離れた別格17番の神野寺。
琴平方面へ向かい、塩入で降りる。
地図には塩入より1.9Kとあるが、駅の表示には
3.9Kの表示。駅のほうが正しいだろうな。
どちらにしても歩いていくしかないので、道を尋ね
満濃池のほうへまっすぐ歩いていく。

何もない自動車道を歩いていたが、湖?池?
なんにしろ、きれいな景色があるのはありがたい。

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しばらくいくと「満濃池ゴルフクラブ」の看板。
これが満濃池なんだ。

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かなり歩いたと思うが、お寺が見当たらない。
満濃池はとても大きいので、対岸に向かってしまったら
大変なことになる。
居合わせた人に尋ねるが、わからないという。
ただ、来る途中にお寺があったということで
それを頼りに歩いていくと
「南無大師遍照金剛」の旗がたなびいているのが見える。
あぁ、よかった。

駅まで戻るのも距離があるし、時間があれば金比羅宮に
行こうと思っていた。
地図に琴平までは6.4Kと記されている。
間違っていたとしても2時間あれば着くだろうと、
琴平に向かって歩いていく。

道々に88ヶ寺それぞれの案内は出ていても、
別格のための印はほとんど出ていない。
しかも今は通常と逆方向へ進んでいるので
印があったとしても見落としてしまいがちだ。

車用の標識も出ていない普通の生活道路を
歩いていく。

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遠くの方でかすかに踏切の音がする。
やっと琴平に着いたようだ。
時間は16時半。
ここから金比羅さんの階段を上るのはあまりにも辛いので、
おとなしく善通寺に帰ろう。

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